腕のぶつぶつ・毛孔性苔癬治療

毛孔性苔癬とは

肩から二の腕、上背部などに見られる毛穴に一致して、褐色がかった硬く触れるぶつぶつや赤みが多数見られる病気です。家族内で見られることも多く、優性遺伝で小児期から発症し、思春期に目立ってきます。年をとると自然に消えてゆくといわれていますが、完全には消えないことが多いようです。
毛孔性苔癬は毛穴の出口が広がっていて、そこに褐色の角質が充満している状態がその本態であることから、治療は角質を除去する目的でサリチル酸ワセリンや尿素軟膏、ケミカルピーリング、トレチノインなどがこれまでに行われてきましたが、どれも効果はありませんでした。今までは皮膚科に行っても治らない病気だったのです。

一般皮膚科診療

毛孔性苔癬とは

当院での毛孔性苔癬の治療はエルビウムヤグレーザーをドット状(フラクショナル)に照射することで、毛穴の詰まった皮膚を蒸散して、熱エネルギーでコラーゲン再生を促進し新しい皮膚に入れ替えるという方法です。フラクショナルレーザーといっても多種ありますが、毛孔性苔癬の治療には、アブレイティブレーザーでダウンタイムが少ないエルビウムヤグレーザーが最適です。 

一般皮膚科診療

他の治療との比較

ダーマローラー

皮膚を剣山のような器具で原始的に穴を開けるだけなので、熱エネルギーの作用もなく、穴の開ける深さも力加減によって一定しないため効果は不確実です。また穴を開けた傷からの2次感染のリスクが考えられます。

ノンアブレイティブ・フラクショナルレーザー(フラクセル、アファームなど)

皮膚の入れ替えは起きますが、表皮を蒸散しないので効果が出にくい、そのわりに痛みが強くダウンタイムも長い傾向にあります。

治療の流れ

1.局所麻酔のクリームを塗布(30分~1時間)
2.レーザー照射
3.皮膚の冷却
4.抗生剤外用